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第56回-世代間連絡手段?

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ある建設会社での話。「緊急連絡しなければならない時があるから電話番号を教えてくれ」と、新入社員に40代の上司が言ったところ、「電話番号なんて使わないですよ。LINEの無料通話を使っているから」と言われた。

最近ネットを駆けめぐったこの話題を知っている人も多いだろう。またしても世代間ギャップの話だが、これはもう、いいとかわるいとか、「最近の若者は…」とかいう話ではない。

私が学生の頃は通信自由化の前で、日本中のすべての電話は電電公社から高い加入債権を買い、黒くてツルっとした電話器の「貸与」を受けて使っていた。当時は家庭にも、独り暮らしにも固定電話の電話番号は必須で、プライベートでも仕事でもそれが命綱でもあった。人は固定電話の電話番号で識別されていたのだ。東京の市内局番がまだ3ケタだった頃、「4xxで始まる電話番号(港区、渋谷区、世田谷区、目黒区、品川区)はオシャレ人種の憧れ」なんて言われてたナァ…。

80年代後半の通信自由化を経て、90年代に携帯が普及。ここで「固定電話の番号を持たない下宿学生」が登場して世間を驚かせたが…冒頭の話と比較すると、そんなのまだカワイイほうだったんだな(苦笑)。だって東京03か090、080かの違いで、とりあえず公衆電話網には繋がっていたのだから。

それがさらにIP網の普及、有線・無線回線の広帯域化、そしてスマホの普及を受けて、個別アプリによる無料通話の時代に変わる…こう書くと何も驚くことはなく、技術的にもマーケティング的にも、極めて自然なことのように思えるが?!

実際問題として自宅の固定電話を使う頻度は極めて少ない。宅急便の再配達を頼むときか、何かのデリバリーを頼むときか…。年老いた実家の両親ともメールでのやりとりが増えている。
私自身も50歳を過ぎたが、最近は近所に買い物に行くときに、FOMA携帯ではなくネット契約だけのスマホを持って行く。買い物の途中で家族と連絡が取りたくなったら、LINEの無料通話で掛ければよい…あれ? 新入社員と同じだぞ?!

1990年に電線会社に入社して最初に貰った名刺には「テレックスコード」が入っていた。本社のどこかに「テレックス室」があって、そこで国内外からの文面を受信していたのだ。テレックスは2002年に国内網が、2005年に国際網が廃止されている。代わって名刺に入れられたのはEメールアドレス、という流れだった。

まぁ、なんだかんだ、この種の通信手段は変化するよ。あんなに流行った「ポケベル」だっていまはもう…ゲゲッ! 東京テレメッセージってまだサービス中なのか! アナログレコード復活のように、この種の「オールド・メディア」が若者の間で復活…はないか? あるか?! 業務利用がほぼ全廃されたモールス通信が、アマチュア無線家に根強い人気があるように、オールド・メディアにもなんらかの魅力がある、ような、ない、ような…。

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