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2012年10月

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第25回-「プロユース」で行きます

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ノートパソコンを巨大な液晶モニタに接続するため、USB接続の外付けディスプレイアダプタ(要するに外付けのグラフィックボード)というのを買ってみた。ネットのクチコミでは賛否両論だったが、「こんなに快適で良いの?」というくらいにトラブルなく動作し…ところが購入から2週間後のWindows Update以降、どうも動作が怪しくなって来た。

なにしろ定価で1万円以下、実売5千円強の小型デバイス。品質保証というか安定性については限界があるのかなぁ。しかしもう少しちゃんとモノをつくっても…という違和感も。

そこで自分のことを考えてみると…私はこの製品のような「一般消費財」にかかわる仕事をほとんどしていないのだった。違和感の原因はそこにあるのかも。

電線メーカーで光ファイバケーブルの仕事を10数年、それから光工学分野の技術・経営コンサルタントに転じて10年だが、一貫して担当する製品は「プロユース」。しかもインフラに近い製品が多いので、標準耐用年数は概ね20年前後。使用環境も過酷なのでロバストなことこの上ない。

しかしこの2つを比較して、「善し悪し」という基準で語るのは無理があるのだろう。
まず価格が全く違う。プロユースの製品は「値段は度外視しても頑丈なものを」という習慣が(まだ一部に)残っており、部品選択から製造・検査方法まで、コストのかけかたが全く異なる。電線が簡単に切れたり、電話局のルータがしょっちゅう故障して通話やネットが不通になっては困るからだ(もっとも最近はコスト削減要求がスゴいが…)。

対して一般消費財は「ユニークな製品を可能な限り安く」なので、本当にギリギリのところで勝負している。製品のライフサイクルも異なるので、同じ「電子機器」と言ってもコンセプトや製品戦略が大きく異なる。

私は古い人間で、親類も造船や建設といったオールド・エコノミーの業界人が多い。光工学という一見すると新しそうな分野に携わりながらも、モノづくりに関しては、「値段は度外視しても頑丈なものを」、「標準耐用年数は概ね20年前後」と考えており、そのような仕事が出来て嬉しいと思っている。

こんな感覚も一般消費財、特に民生用のパソコン周辺機器関係者などからみると「別な人種」で、彼らは新しいデバイスを、可能な限り安価に、どんどん世代交代させながら、次から次に開発、提供する、つまり時代の先端を「駆け抜ける」ことに生きがいを感じているのだろうな。ううむ、なぜか私はそちらには行かなかったな…。

こんな業界、業種の選択はまさに「人種」という気がする。私はあくまで「プロユース」の方で行きます(一般消費財のビジネスモデルも理解しながらも)。

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