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2013年07月23日

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第34回-会社を「回す」

前回のブログに「何を持って起業したか?それは法人登記が完了する頃に集中的にやった一連の作業で、自分の会社は”会社”と呼べる態勢が整った。明日からはいつ、どこの誰から電話やメールが来てもスムズに対応出来ると確信した日が、それが本当の”起業の日”だった」と書いた。
具体的にはロゴタイプを決めて名刺を作り、Webを整え、会社案内もちゃんと印刷した冊子で作り…といった作業を終え、「全く初対面の、誰が来てもビジネスが出来るオープンな企業であるという準備」が完了した日が本当の意味での起業の日であろうと。

しかし、いま挙げたようなロゴタイプや名刺、Web、会社案内などはそれなりのものを作ろうと思えばそれなりの費用がかかる。「お金がないので自分で…」と考えている人も多いが、「自分で作った素人丸出しのWebならば、作らない方がマシ」というマーケティング界の至言もある。
プロに発注する費用がないのか、あるいはあっても「勿体ない」と考えるのか、いずれにせよそんなところをケチるような経営者ならば、会社自体のキャッシュフロー状態や、ビジネスのレベルも推して知るべしというわけである。

あまりにも当たり前のことだが、設立当初の企業経営を図式化してみる。

cycle-01.gif

スタートは左上だろう。自己資金、または然るべき投融資を原資として、技術・製品(あるいはサービス)を「商品」レベルまでカタチにして、同時のその企業としての存在をPRする。この両輪が揃って、企業としての信用を得て契約に至り、販売(契約)が成立し、売上を得る。それが一回りして原資となる。このサイクルこそが「会社を回す」ということだろう。

売上が大きければ、つまり右から左に戻るキャッシュが大きければ、設備投資やPRの充実が計れ、雪だるま式にキャッシュフローが増大する「好循環」が起こる。これが「会社が大きくなる」ということだ。
但しそれは理想論であって、場合によっては金融機関からの融資を受け、先行投資的に(一時的に)「原資」を増大させる場合もあるだろう。これも悪い話ではない。「会社は借金を繰り返して大きくなる」とも言うし、私自身、融資元銀行との真剣勝負で鍛えられた事柄も多い。
そして逆に売上が少なければ、次第にこのサイクルがシュリンクして、やがて停止する。会社が回らなくなる。

では、企業活動が停止するのは売上の現象のみであろうか? 実はもうひとつ、「サイクル・モデルの相違」も考えられる。次のB図を見てほしい。

cycle-02.gif

「売上が上がれば色々とやりたいが、まずは最小のところから始めたい」-コンサルタント先の数々の企業(特にベンチャー)で何社も何社も、何回も何回も聞いた言葉だが、果たしてこのB図の赤いサイクルで企業は回るものだろうか?

もちろん限定的な製品や技術、売上規模、企業規模の中では回るかもしれないが、あまりにも「限定的」すぎはしないだろうか? 決してこれを間違いと言うつもりはないが、少なくとも私の考える起業、企業モデルとは異なる。

「広告をしないものはこの世に存在しないのに等しい」と言ったのは、昭和の名コラムニストにして雑誌『室内』編集長だった山本夏彦。「仕込みをケチれば、上がりも少ない」と言ったのは「永田ラッパ」のあだ名で知られる日本映画全盛期の大映社長・永田雅一。あまりにも昭和な例えだが、このあたりは「技術経営」(MOT:Management of Technology)が話題となる平成25年の今でも変わっていないように思うのだが…。

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