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2015年03月16日

第48回-時間の「読み」と「調査設計」

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何かの作業を他人とシェアしたとする。当然着手前に打合せをするが、そこで最も「むむ?」と違和感を感じるのが、作業に対する相手の「読み」の問題だ。

異常なほど読みの甘い人がいる。こちらが心配になるくらい無理な納期を自らに課し、こちらが「本当にそれまでに出来ますか?」と(一応)心配しても「平気だ」と答える。このような場合、概ね自滅する。期限になっても作業は終わっておらず、全体スケジュールの調整を強いられる。何件かのケースを見たところ、その仕事の困難さを正しく理解していない場合(大きな見落としがある場合)、そもそも仕事全般を軽く見ている(要するにナメている)場合にこの状況に陥りやすい。

逆に異常なくらいに針小棒大に騒ぐ人もいる。あれこれと作業に関する見解、感想を述べ一向に着手しない。「結局いつ始めていつ終わるつもりか?」と聴くとあり得ないほど先の日時を言って来る。「今日から始めて、2週間以内にはどうにか…」に対し、こちらが「いますぐ始めて、2時間でしょう。今日の夕方までに送りますよ」と言うと泡を喰ったように驚かれる。この場合は自滅以前の話で、実はその作業のやり方をまったく理解していない、どんな作業をどんなスピード、効率でやれば良いのか想像が付いていないことが多い。それゆえに苦し紛れに近未来のような納期を言うのだろう。

最も困るのは「簡単な作業に長い時間が必要と言い、難しい作業をすぐ終わると言う人」だ。ところがこれが少なからずいる。時間オンチというか、なんというか…。

我々市場調査の専門家は、まず「調査設計」という作業を行う。何かを調べてまとめようと思ったら、最初に必要な周辺情報を軽く集めわかりやすく書き出し、資料のアウトプットをイメージして早々に「目次」のようなものを作ってしまうのだ。それが終わると半分本気、半分冗談で「ここまで来たら出来たも同然」「あとはチカラ仕事だけ」と言い合う。この仕事術、市場調査に限らずかなり有効なはずだ。

道もわからず長距離ドライブに出発しないだろう。いや最近はカーナビがあるから、多少行き当たりバッタリでも大丈夫? しかし仕事にカーナビは使えないぞ。

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