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2018年07月

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第72回-見えない社員

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かつてこのブログに「『年間売上1200万円』と『年収1200万円』はこんなに異なる」というサラリーマンには「見えない経費」のことを書いた。2013年9月のことだ。

会社というのは不思議なところで、色々と「見えない」ものがある。社員についても同様で、「見えない社員」というのが存在する。マネージャークラス以上の方なら誰でも御存知の、「社員の家族」のことだ。

「5人のベンチャーと行っても妻帯者がいれば10人、子供がいれば15人の人生がその会社にかかっている。50人もいればそんな"見えない社員"は100人以上。その会社の経営の成否を決めるのが社長のマネージメントだと思うと、責任重大で身が引き締まってくる」-10年以上前に大手製造メーカーの総務から社員を引き連れてスピンアウトし、中堅メーカーとして成功した社長さんから伺った。先端技術にも素晴らしい知見を有する方だったが、さすがは元総務畑という目線である。

当時の当社は業務委託形式で男性3名、女性3名程度。「昔から親しい5、6人規模の会社ならば、和気藹々とやっていればどうにかなるだろう」と考えていたが、この社長さんの言葉には緊張した。特に私以外の男性2名はいずれも妻帯者で、うち1名は「長男は小学生、もうじき長女が誕生する」というタイミングだった。業務委託とは言うものの、聴けば収入の多くは当社からの委託料で、もうじき生まれる長女の出産費用はほぼ当社からの報酬が充てられるようだった。責任重大!

意外にも(?)こうした家族主義的な社員の扱いについては米国企業の方が長けており、5年以上嘱託で勤務していた外資系メーカーは、定期的に家族を招いてのガーデンパーティーなどをやっていた。
新卒で入った財閥系の電線メーカーも、遙か昔は家族連れで参加する「臨海まつり」をやっていて、私も入社早々フランクフルトの屋台をやった記憶があるが、その後十数年間は全く何もなかったなぁ…。

報酬、キャッシュという現実的な話もあれば、いまは社員とその家族のメンタルという精神的な問題も避けて通れない。金銭面と同時に、現代のマネージャー、経営者は精神面に於いても、大げさに言えば社員のココロとイノチも、全力を尽くして守り通さなければならない。

意外にもこれを実感していない経営者は多く「クラッシャー上司」による社員の精神崩壊、失踪や自殺が相次いでいるのは報道されている通り。
そんな社員にも父がおり母がおり、妻や子供のいる者もいる。その人たちの顔が浮かぶ人、浮かばない人…経営者には両方のタイプがいるようだ。

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