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2019年02月

第77回-ひき分け組

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私は品川区の海沿いにある古いマンションに住んでいるが、都心回帰だかウォーターフロント・ブームだかなんだか、近隣はかなりの新築マンションブーム。しかもそれが高い! こんな高額マンション、この不景気に誰が買うのか? と見ていると、あれよあれよという間に「完売」してしまう。税理士に聴いたところ、「一部IT関係と不動産関係が非常に好況で、そこで働く若い世代が買うのではないか」とのこと。ふむ。「勝ち組」というヤツか。

格差社会とやらが一層広がり、そんな金余りに近い連中がいる一方で、その日の住まい、その日の暮らしに困るような人達もいる。「負け組」とは書きたくないが、マスコミはこぞってこうした「勝ち負け」を採り上げている。

さて、そこで自分自身はどうか? 新卒で入社した財閥系の大きな会社を2000年に辞め、転職先である高給で有名な情報出版社を1年で辞め、2002年にはついにサラリーマンそのものを辞めてしまった。
同年自ら起業した会社は激動の(?)2000年代に翻弄された。そこそこの業績でスタートしたが、まずはリーマンショックでダウンし、東日本大震災でもダウンし…。

「ひき分け組」なのではないかと思うのだ。ビジネスモデルが全く異なるので、宇宙旅行に行くようなITベンチャーにはおよそかなわないが、「その日の暮らしに困る」というわけではない。
同世代のサラリーマンに比べると若干収入が劣るような気もするが、仕事の中身はある程度自分で選択出来るし、あまりにストレスの多いコンサル契約はこちらから契約解除を申し出ることも出来る。

そもそも「自分の会社」なので、事業内容は自分が得意な分野だけだ。「好きなことをやってお金を貰っている」というほど気楽ではないが(技術的に高度で仕事量も膨大。最新技術のキャッチアップがひと苦労)、100%合わない仕事はやらなくても良い。そして高級住宅には住めないが、フツーのマンションでフツーの暮らしが出来る…。

そんなさまざまなプラスとマイナスを考えると、なんだか「ひき分け」のような気がしている。勝ったの負けたのピリピリしないで、「ひき分け」と呼べるような仕事の仕方があっても良いのではないか。実はヨーロッパ人などがそうなのかもしれないが…。

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