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第26回-世代間、世代観

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二浪新卒で電線メーカー…というか古河電工に入社したのが24歳、10年少々勤め「転職のラストチャンス」と情報出版会社…要するにリクルートに転職したのが34歳11カ月。その後、少々バタバタして現在経営する会社を設立したのが36歳の時だ。そして今年で創立10年、来週には47歳になる。あと2、3年で50歳か。やれやれ…。

電線メーカーというオールドエコノミーにいたし、現在の専門である光工学分野も知識や経験の豊富なベテラン・エンジニアが活躍する世界なので、いつも年長者とばかり仕事をしていた。そのために自分は「若手」だと思っていたが、気がつくともう中堅か、あるいは口うるさい年配者に分類される歳になった。

しかし、ここで色々と思うところがある。最近「若手が、あまりにも”若手”すぎるのではないか?」ということだ。

上に書いた通り、電線関係や光工学関係は日本国民とほぼ同じ年齢構成になっているようで年配世代も多く、若手に対する世代を超えた初期的な教育や指導、日々の仕事のチェックから小言までが依然として活発に行われており、アラフィフの私が接してもさほど違和感はない。

ところが若い業界、ネット関係やクリエイティブ関係の会社と付き合うとこれが一変する。連絡内容が意味不明、自分の間違い・勘違いが多い(指摘すると「間違いでした」とアッサリ認める)、状況把握がグダグダで無理に仕事を進めようとする、ビジネス・マナーとして明らかにおかしい…等々、「上席がチェックすれば一発でわかるのになぁ」という問題点の連発である。

確かに私自身にも同じ年齢の頃はあった。もっと酷いミスを、数々冒していたと思う。自分で言うのもナンだが、そりゃ酷かった(苦笑)。私自身もそうだったせいもあるが、いま挙げたような若手の仕事を責めるつもりは(実は)ない。「若手なんてそんなものだ」と思っているし、人生経験としてどんどんミスをすべきだとさえ思っている。問題はそれが社外、取引先までノーチェックで届いてしまうことだ。

ダメ社員だった私の場合、5年先輩がいて、10年、15年先輩がいて更には自分の親よりも上の大先輩もいて、時に厳しく、時に親切に指導してくれた。それが「会社」だと思っていた(という甘えっぷり。よくぞこんな私を助けてくれたものだ…)。

求人誌を見ると「平均年齢**歳!若々しい会社です!」などと書いてあることが多いが、それがイコール、「経験不足でミスの多い会社」になってはタマラない。私も「実際に現場を動かしているのは若手層。若手だけで会社組織をやっても問題ない」と考えていた時代もあったが、この歳になってわかる、なんというのか、「ベテランだから出来る物の見方、考え方、チェックの仕方」というのがあるのだ。イブシ銀のような(苦笑)。

冒頭に書いた通り、私は36歳で起業して自分で会社を組織したが、それ以降の「上司、先輩」は同じ業界(主に光工学)内の諸先輩方だ。会社員時代と同様に、いや、それ以上の厳しさで、10年、20年年長の諸先輩からさまざまなアドバイスを頂いている。中途半端に会社を飛び出してしまった私にとって、涙の出るような嬉しさである。

いま当社は嘱託も含めて45歳から55歳まで(中心メンバーは男女とも社長の私よりも年上である)。一般企業ならば課長、部長クラスの集まりだろうか。ベンチャーとはいえ平均年齢は意外に高く、また創業10年にもなるので「新しい会社」とは言えなくなって来た。
当然、取引先からは若手とは別の仕事を期待される。上に書いたような青々しいミスはいまさら冒さないが、さてどうしたものか。ベンチャーの発想力や機動力と、中堅、ベテランの熟成された仕事術、この両方を兼ね備えられたら最高なのだが…。
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