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第37回-チューニング

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「仕事が乗る、乗らない」ということは誰にでもあるだろう。私の場合は光工学分野での新規市場開発の提案書を書くとか、音楽・映画関係の文章を書くという仕事なので、「乗る、乗らない」は極めて切実。真っ白なキャンバスに絵を描くのと同じで、乗ればすいすいと手が動くし、乗らないといつまで経っても真っ白のままである。

当然乗らない状況もある。考えてみるといまひとつその世界に入り込めていないというか、アタマがそちらに切り替わっていないように思える。イメージ的にはラジオや無線機の「チューニング」の概念に近い。

さらにちょっとマニアックな事を書くと、チューニング=同調回路というよりも、「共振回路」と言った方が良いかもしれない。自分の中にその作業に対するナニカをわずかに発振させて、作業と共振させる。うまく周波数が合うと、一気に信号が増幅されて大きなアウトプットになる。そんな気もする。

最も理想的なのは朝起きたときからアタマの中で今日処理しなければならない作業を思い出し、その解決案がふわふわと浮かび、朝の通勤電車の中ですでにメールの文章や、作成資料のイメージが出来上がっている…これは極めて理想的、いや、理想的すぎる状態だろう。

たまにはそんなこともあるが、実際はそんなにはスムーズに行かないので、新聞を読んだり、日経産業新聞で工業系のニュースを熟読したりして、アタマと身体を次第に”そちらのほう”に近づけて行く。それが「チューニング作業」である。

私は単純なのか新聞や業界誌を眺めているうちにふわっとそちらの世界に入り込んで、なんとなく手が動き始める。音楽・映画関係の文章も然り、関連資料を読んだり、観たり、聴いたりしているうちに、その世界の中を旅するような状態になり、ぽつぽつと文章が浮かんで来る。

もちろん最初から完成形がアウトプットされるわけではなく、真っ先に浮かぶのはぼんやりとしたイメージだったりする。文章ならばキーワードやワンフレーズだけ、資料ならば表や図の雰囲気だけ。
それでも浮かべば十分だと考えている。それをくしゃくしゃとノートに書き、それを見ながらパソコンのキーを叩き、少々時間がかかることもあるが、しばらくすると一応の完成形になっている。

最も惜しいのは寝る前、起きた直後に閃いていたキーワードが、目が冴えると消えていること。実は今がその状態で、この文章の起承転結もいまひとつ引き締まらないものになってしまった(苦笑)。しかも映画関係の文章用に、殺し文句までも浮かんでいたのに…。
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