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第62回-つぶした人

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4年ほど前に「第24回-人材起用最大の謎」と題して、「やることは決まっていて、とりあえずの担当も決まっているが、誰がどう見ても適正がナイという仕事と人材のアンマッチ」について書いた。実はこの種の人材起用に関するエピソードはもうひとつある。

ネット上の何かでもいいし、新規事業、新製品でもなんでもいい、その会社には経験のない、何か新しいビジネスを始めようとした時、しかもそれが若干の専門性を必要とする場合、その経験者を採用するのはごく当たり前の話だ。

しかしこの時に、かなり高い確率で「過去に別の会社でソレをやって失敗した人」が採用される。理由はカンタン、経験者でかつ今現在は仕事がないか、時間に余裕があるからだ。失敗して会社を潰していたり、閑職に追いやられていたり、クビになって無職だったりするからね。

結果はどうなるか? かなり高い確率で「過去に別の会社でやった失敗と同じことをやって、見事に二度目の失敗をキメてくれる」。それはそうだろう。というか、なぜその結末が予想出来ない?

「前回の失敗は周辺環境が悪かったからだ。ウチで同じことをやれば成功する」という考え方も間違いではない。しかしそのためには過去の轍を踏まないためのこまめなチェックとサポートが必要だ。手放しで任せると、多くは同じことをやって、同じ失敗に陥り、同じ結果しか生まない。

これは比較的高年齢のマネージメントが、高年齢の人材を採用する時にあるパターンだ。「あの人もこの前は苦労したみたいだけど、ウチで再起を」と情けをかけたのが裏目に出て…というわけだ。

当然、ドラスティックな思考をするナウなヤング世代(20、30代?)の考えは違っていて、「成功者を引き抜け」だ。もちろん、これが正解。

キビシイことを言えば、「過去に別の会社でソレをやって失敗した人」は周辺環境よりもその人の資質や仕事のやり方に問題のある場合が多い。「あぁ、この人は、こういう仕事の仕方で失敗したんだな…」と感じることが多い。そして結末は…。

「成功者を引き抜け」世代の上限が時代につれてじわじわと上がって来ているようにも思う。微妙な価値観の違いだが、終身雇用制度の崩壊とも無関係ではないのだろう。
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