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第6回-ソール・バスというデザイナー

bass.jpg


それにしても景気が悪い。実は一部の大手製造メーカーでは、いわゆる「売れ筋」製品の製造についてはすでに回復しており、人員や製造ラインを削減してしまったため、量産対応でおおわらわ…なのだが、それは限定的な現象。中小、零細まで含めた、広い裾野が潤わないと、景気回復は実感出来ないなぁ…。
というわけで、今回は気分転換にデザインの話。とはいえ、技術系ベンチャーにも役立つ、「お金をかけずに企業イメージを上げる秘策」について。今回は「ですます」で書きます。

ソール・バス(1920~1996)という名前をご存知でしょうか? 戦後のアメリカを代表する、商業デザイナーの大御所ですが、人によってそのイメージは異なるかもしれません。

CI(コーポレートアイデンティフィケーション)に詳しい人ならば、米国最大の怪物企業だったかのAT&T(アメリカのNTT、というより電電公社)のデザイン統一という途方もない大仕事をやり遂げ、ユナイテッド、コンチネンタルなどの航空会社のCI、音楽、映画、TVに跨がるワーナーグループのCI、そして日本でも、味の素のマークや商品パッケージ、ミノルタやJOMOのマークを手がけた、CIの神様と認識しているでしょう。1970年から'80年代中盤まで販売されていた「アジシオ」や「ハイミー」の容器は、彼のデザインがベースになっています。

ソール・バスにはもうひとつの顔があります。それは熱心な映画ファンならば知っているでしょう。彼は、古くはフランク・シナトラ主演の『黄金の腕』('55)、『めまい』('58)、『北北西に進路を取れ』('59)などヒッチコック作品、そして『80日間世界一周』('56)、『ウエスト・サイド物語』('61)といった超大作映画のタイトル・デザイナー、映像作家でもあります。

さて、そんな異才の活動が、技術系ベンチャーのどこに役立つか? 例えばこんな質問をしてみましょう。「あなたの会社の色は何色ですか?」。

スピン・アウト/大学発の技術系ベンチャーが最も”手が回らない”ところ、それはデザイン関係かもしれません。Webのデザインは「思いつき」、名刺や会社案内もなんとなくパソコンで制作し、肝心の製品デザイン(パネルやロゴ、本体のカラーリングなど)は、設計担当者によって異なり…が、ほとんどの技術系ベンチャーの実情のように思えます。技術系ベンチャーは唯一無二の性能が命。「そんなところまで手が回らない!」のはよくわかります。

しかし北米や欧州に行ってみると、この状況は全く異なります。創業から1、2年しか経っていないような、しかも機能を理解するのも大変なような(苦笑)専門的な製品を作っているベンチャーでも、マークやロゴ、印刷物はもちろん、それらと製品の統一感、さらには展示会説明員のポロシャツまでも(!)しっかりとコーディネートされている例を数多く見かけます。
例えばこのカナダのPeleton社、製造している製品がここに挙げたくらいしかないスピン・アウト・ベンチャーですが、会社創業から2、3年の時点で、製品パネルと同時にチラシまでも、とてもスマートにデザインされていました。

Peleton.jpg

「センスの違い」と言ってしまえばそこまでですが、ではそのセンスとは何なのか? どのようにして生まれたのか? そして私達は何をすれば良いのか? ここから先が、私のコンサルティング領域になります。

「高いお金を払って、デザイン事務所にでも頼めば良いのか?」というと、そうではありません。世界で最も著名なデザイン事務所-ソール・バス&アソシエイツ-の活動を紹介しながら、私は「そうではない。たったこれだけのことに気を付ければ、素晴らしいCIは可能」ということを説明しています。
先述したAT&Tの例、彼がCIを行った1968年当時、同社は「ベル・システム」と呼ばれる23もの地方子会社を持っていました。あの広いアメリカのこと、そのデザインはバラバラで、「23の異なった会社のようだった」という皮肉まで残っています。
そこでソール・バスが行ったことは? たったひとつのマーク(ベル-鐘を極めてスマートにシンボル化したもの)と、3色の基本カラー、そして表記用フォントの統一。重要なポイントは、わずかこの3つに集約されます。


att-1.jpg


実際にはそれに基づいて行った電話帳から梱包箱、工事車両のペイント、作業用ヘルメットなどのデザインもあれば、25の社内デザイン部門が統一感を保ちつつ独自のデザイン作業が出来るための十数冊に及ぶデザイン・マニュアル等々、膨大なアウウトプットがありますが、それを貫いていたのは前述のマーク、色、フォントの3つです。そしてこの基本線は、下側に載せたユナイテッド航空など、他社のCIでも変わっていません。


att-2-2.jpg
att-3-2.jpg



united.jpg


つまり、この3つに気をつければ、どんな会社でも-数万人の大企業でも、社員2名のベンチャーでも-デザイン・イメージが確立された、どこに出しても恥ずかしくない会社になるはずだ、というレクチャーをいくつかの技術系ベンチャーで行いました。

「目からウロコ」と喜ばれることもあれば、「あまりに違う世界の話すぎて…」と空振りに終わることもありますが、まずはこのブログが、何かのきかっけになれば幸いです。図や写真を入れて、じっくりと説明すると、本1冊分くらいの大連載になってしまうので、今回はさわりだけ。

本当はこのCIの世界、ゾクゾクするほどに面白いハズなのですが…。
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