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第52回-ダイヤル式電話機とジェネレーションギャップ

6月頃にツイッターで話題になったのが、「貸会議室でダイヤル電話を使ったゆとり社員が、終了後に受話器を"縦"に置いた」だ。

引用になってしまうのでここには写真を載せないが(ご興味あればこちらのリンクから)、通話口をダイヤルの下に、受話側をフックボタンの間に、要するに-我々世代に言わせれば-「保留」の状態にして、使い終わった、切ったつもりでいやがる…と晒したわけだ。

しかしこれが糾弾派と擁護派でプチ炎上。私もちょっと思うところがあった。

糾弾派は当然「常識知らずも程がある」と。それに対し擁護派は「単なるジェネレーションギャップ。生まれた頃にはもうダイヤル式の電話機なんてなかった」、「なんでもかんでもゆとりのせいにするな」。

私は実はこのいずれでもなく、そしていずれでもあった。どういうことか?

「単なるジェネレーションギャップ。生まれた頃にはもうダイヤル式の電話機なんてなかった」はよく分かる。ではこれを晒したオッサン(たぶん)社員は「41号M磁石式電話機」と呼ばれる下の写真の電話機が使えるだろうか?

41M-K_m1.jpg

手動えんぴつけずり器のレバーのようなものは磁石発電機で、これを回して発電し、そのパワーで交換手まで繋ぐ。電話局の交換設備が自動交換機ではなく、更に各加入者に給電を行わない場合に使われていた。一般に「黒くてツルっとしたヤツ」と呼ばれるダイヤル式の600形電話機の貸与開始が昭和38年(1963年)なので、ゆとりを糾弾した連中もこの「41号M磁石式電話機」などは「知らないよ!」だろう(この41号M磁石式電話機、かつては一般家庭用にも貸与されていた。実は後継の601-M形磁石式電話機が2009年までレンタルされており鉄道など一部企業の内線電話では現役である)。

立場と対象が変われば同じこと。それだけの話なのだ。世代格差というのはそういうものだし、逆に最新のSNSやスマホを使ったIP系の音声サービスなどにオッサン世代が付いてこれるか? という逆のジェネレーションギャップもある。

「なんでもかんでもゆとりのせいにするな」もごもっとも。「私は中学生だが、これくらいは知っている。一緒にしないで欲しい」という声もあれば、「完全なゆとり世代だが、我々が望んで『私たちをゆとりにして下さい』と頼んだわけではない。ゆとり世代を生み出したのはあなたたちの世代だ」という唸らされるような意見もあった。

すっかりゆとり擁護の雰囲気になったが、しかし私はゆとり云々よりも別の視点で、「これはちょっと常識がないのではないか?」と考えている。

まず、1)原状復旧が出来ていない。通話をする前には受話器は正しくフックボタンの上に横向きに置かれていたはずだ。なぜその直前の状態に復旧しない? これは装置などのハードウェアでも、プログラムなどのソフトウェアでも基本中の基本。なぜ原状と異なる、独自の状態を作り出して平気な顔をしている? これについてはかなりの怒りを覚える。

つぎに、2)その状態で「切断」に繋がる何らかの動作がされているか?上の白いボタンは何のためにあるのか? これは若干エンジニア目線ではあるが、どこにも当たらない、どこも変化せずトリガーが発生しない単に受話器を「乗せた」状態で、電気的に切断がされるか?…これはちょっと考えればわかるはずだ。「なぜこれで切断状態になるのか?」と。

結論としてこの1)、2)の方が大問題で、確かにこの社員は厳しく注意、指導されるべきだろう。この2点にルーズな者は、少なくとも私は一緒に仕事をする気はない。そして改めて考えると、この2点、「ゆとり」云々など全く関係ナイではないか…という結論に達する。このタイプ、50代だって60代だっているぞ。あちこちに。

第49回-ワークスタイル最大の謎

tokyo-st.jpg

よほど綿密なデータマイニングと比較をしないと結論は出ないと思うので、今回は私がここ10年、いや15年以上「最大の謎」と考えている、企業人のワークスタイルについて、ほんのさわりだけ触れる。

「最大の謎」とは何ぞや? それはここ2、30年間の我々があまりに「忙しすぎる」のではないか? ということだ。

例えば私が子供の頃、昭和40年代のことだが、実家は神奈川県の逗子にあり、父親は都内に勤めていた。元々は虎ノ門、赤坂のオフィス、転職後は目黒駅前の大学だ。通勤はドア・ツー・ドアで1時間半から2時間かかる。

ところが夜7時台には逗子の家に帰宅しており、夕食はかなりの確率で家族と一緒に家で。そのあと一緒にテレビでナイターを観たり、風呂に入ったりしていた。このあたりは8、9時台ということになる。逆算すると6時前後には勤務先を出ていることになるが…。

果たしていま、どれくらいの企業人が6時前後にコンスタントにオフィスを出られているだろう? 昭和の6時は「役所の終業から1時間後。民間企業も退社する時間」かもしれないが、平成の6時はヘマしたらまだ会議中、デスクに戻ってヤマのようなメールを片づけはじめて…という、まったくもって「勤務時間内」ではないか?

さて、この先をしっかりと書くには冒頭で述べた通り、データマイニングやら比較やら、様々な仮説の検証が必要になって来るので、思いつくままに挙げると-

1.インターネット&1人に1台パソコンが定着して約20年。昔に比べて1日の仕事量が膨大になっているのではないか?

2.同様に、例えば紙の「社内メール」の往復で2、3日かかっていた仕事が「メールに添付しました。記入して今日中に返信して下さい」等々スピード化され、必然的に「中々終われない」状況に陥っているのではないか?(「これは明日でイイや」が減っている?)

3.地価・家賃、その他物価の高騰からあるレベルの生活を送ろうとするとかなりの高所得を得なければならず、ホドホドの仕事で残業代を得ずにホドホドで帰るというワケには行かなくなっているのではないか?

4.「役職デフレ」が起こり、昔でいえば担当の仕事が課長に、課長の仕事が部長にスライドし、高齢になっても残業を強いられるという状況はないか?(昔の50代などは若い奴に投げて帰っていた?!)

漠然と考えているのは以上の4つ。いずれも個人的な妄想で、バックデータ等は(まだ)ない。さて、この4つ、本当なのか、妄想なのか…。

第48回-時間の「読み」と「調査設計」

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何かの作業を他人とシェアしたとする。当然着手前に打合せをするが、そこで最も「むむ?」と違和感を感じるのが、作業に対する相手の「読み」の問題だ。

異常なほど読みの甘い人がいる。こちらが心配になるくらい無理な納期を自らに課し、こちらが「本当にそれまでに出来ますか?」と(一応)心配しても「平気だ」と答える。このような場合、概ね自滅する。期限になっても作業は終わっておらず、全体スケジュールの調整を強いられる。何件かのケースを見たところ、その仕事の困難さを正しく理解していない場合(大きな見落としがある場合)、そもそも仕事全般を軽く見ている(要するにナメている)場合にこの状況に陥りやすい。

逆に異常なくらいに針小棒大に騒ぐ人もいる。あれこれと作業に関する見解、感想を述べ一向に着手しない。「結局いつ始めていつ終わるつもりか?」と聴くとあり得ないほど先の日時を言って来る。「今日から始めて、2週間以内にはどうにか…」に対し、こちらが「いますぐ始めて、2時間でしょう。今日の夕方までに送りますよ」と言うと泡を喰ったように驚かれる。この場合は自滅以前の話で、実はその作業のやり方をまったく理解していない、どんな作業をどんなスピード、効率でやれば良いのか想像が付いていないことが多い。それゆえに苦し紛れに近未来のような納期を言うのだろう。

最も困るのは「簡単な作業に長い時間が必要と言い、難しい作業をすぐ終わると言う人」だ。ところがこれが少なからずいる。時間オンチというか、なんというか…。

我々市場調査の専門家は、まず「調査設計」という作業を行う。何かを調べてまとめようと思ったら、最初に必要な周辺情報を軽く集めわかりやすく書き出し、資料のアウトプットをイメージして早々に「目次」のようなものを作ってしまうのだ。それが終わると半分本気、半分冗談で「ここまで来たら出来たも同然」「あとはチカラ仕事だけ」と言い合う。この仕事術、市場調査に限らずかなり有効なはずだ。

道もわからず長距離ドライブに出発しないだろう。いや最近はカーナビがあるから、多少行き当たりバッタリでも大丈夫? しかし仕事にカーナビは使えないぞ。

第46回-社長の休暇

copacabana_550.jpg


今年最後は少々妙な話を。2002年の2月に法人登記をしてあと2カ月ほどで13年が経つが、実は2009年に結婚するまでの7年間、1日も休んだことがなかった。
「1日や2日、熱を出して寝込むくらいはあったでしょう?」とお考えかもしれないが、確かに7年間でインフルエンザが一回、亜急性甲状腺炎という変わった病気に罹患したことが一回あったが、前者は無休で(出張先で夜に発熱して帰宅後に寝て快復)、後者は発病が金曜日の夜だったので最悪の状態だった土日に熟睡して、月曜日からは普通に出社した。もっともこの甲状腺炎、全快には半年以上必要だったが。
身体はまったく強いタイプではなく、起業前、サラリーマン時代は年に数日、普通に病欠していたのだがなぁ。

家族が出来たのでまだよかった。独身時代は平日に溢れた作業を土日にやるクセが付いていたので、確か2003年の恵比寿事務所開設から2、3年は「事務所に来ないのは帰省している三が日だけ」だったように記憶する(それこそ大きな声では言えないが「夏休み」というヤツも13年間で結婚後に2日ぐらい取っただけだ)。

「海外旅行くらいは行きたくなるでしょう?」とも言われるが、「飛行機で海外」は出張で2、30回は行っている。仕事とはいえ、そこまで行くと「遠くに行きたい欲」はソレナリに満たされてもしまうんだな(これが間違い?!)。

初めてまとめて休みを取ったのは新婚旅行の1週間、以降、金土日の二泊三日の家族旅行のために金曜日に2、3回休業としたことがある。2014年12月末時点、12年10カ月で体調不良や個人的な理由による「きょうは会社休みます」はいまだにゼロのままだ。

そして…これではいけないと思っている。以上の話を意志や責任感の強さや、体調管理の重要さとして語るつもりはサラサラない。「無遅刻、無欠勤」が勲章であった時代は、オイルショックと共に1970年代の前半で終わっている(はずだ)。今はもっと、自分の充電や感性を磨くために、見聞を広めるために、その、なんというか、あの…。

しかしなんとも、自ら起業したベンチャー社長は、総じて「休めない」性格を有してしまうのだな。元々ある世代以上の日本人は休みを取らない性質があり、ゆえに会社の方で「勤続*周年で*連続休暇を取りなさい。お小遣いもあげるから」という制度があったり、有休の消化率をチェックしたりするのだが、自分で会社を作るとその強制性がまったくなくなってしまう。
そんなもの、自分の会社なのだから休めそうなときに、好きなように休めば良いのだが、責任感というよりも強迫観念的なものというか、休んでいるならば働いて稼いだ方が楽しいというか…仕事が人生になってしまうんだな。これはヨクナイ!

家族や自分の誕生日前後に「誕生日休暇」的な理由付けをして休むとか、創業15年=勤続15年なので特別に5連休を認めるとか…「ハタで見たら"自分で自分にご褒美"ゴッコのように映るのではないか」という心配が…いや、それでではいけないのだ。

創業社長の休暇問題、いまだ解決せず。まぁ、「取材旅行だ」ということにして、リオ・デ・ジャネイロからバイーアあたりを10日くらい回るという「折衷案」もあるが…。

第45回-エラー、エラー、エラー

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急ぎの荷物2件を荷受けするために日曜日の昼過ぎに事務所に行った。1件はヤマト、1件はゆうパック。

少々出遅れてしまったので、両方とも不在票が入っていた。

ヤマトの不在票には配達者の携帯番号があり、そこに掛けてみる。まだ近所にいるのでこれから寄ると言われ、15分程度で受け取り。極めてスムーズ。

ゆうパックの不在票にも携帯番号欄はあるが、なぜか空白。センターなるところに電話するも混雑で通じず。取扱郵便局が徒歩2、3分なので出掛けてみると「持ち出し中なので我々も連絡が付かない」と。
いつ帰るのか、いつならば再配達の話が出来るのかと聴くと「今晩6時以降でまず調整を開始して今晩中には」。そちらの不手際で半日も待てと言うのか? 休日出勤者にこのために夜までいろと言うのか? 明日の再配達も「朝イチ指定は不可能。午前中しか保証出来ない」。
あきれ果てて「明日も再配達不要。この郵便局に留めておいてくれれば出勤途中でピックアップする」と告げる(これでは昭和40年代の日本通運の駅留めと同じシステムだ)。

そして翌朝、わざわざ郵便局に寄るが、ここで「この郵便局のゆうパック担当には電話か話をしましたか?」と初耳の話。何やらカットしたコピーがあり、「**郵便局ゆうパック窓口」なる番号が。そんなもの聴いてない。昨日の担当者も間違っていたのか?!

ここには仕組みも含めて二重、三重のエラーがある。

1.配達担当者が携帯番号を書かない。
2.サポートセンターじゃあるいまいし、物流会社のサービスセンターが電話混雑で不通。
3.担当郵便局自体も配達担当者と連絡が付かない(これは驚きだが)。
4.再配達の調整、可能時間が仕組みとしてものすごく遅くならざるを得ない。
5.しかも郵便局担当者もゆうパックについては別の窓口があることを忘れている。

極めて評判の悪い日本郵便(しかも「正確にはゆうパックと郵便局は別会社なので」という言い訳をこの間で10回以上聞かされている)だが、本質を見た気がする。

一応、一般的な物流会社に近い「仕組み」を誰かエライひと、事業企画担当者が作り上げてはいるのだが、この通り現場がそれを全く理解せず、実行せず、完璧に破綻している。

問題は、どこかでマシなフォローが出来たかもしれないのがミスにつぐミス、二重三重のミスでボロボロになっている点だ。恥の上塗り。

正しく構築したつもりの企業のシステムは個人の怠慢と二重三重のミスで全く意味のないものとなる-わずか数時間で非常に良い(悪い?)例を見た。こうした事例、いや「実態」は果たして上層部にあがるのだろうか…。

(その後不在票が改善されて少しはマシになったようだが…)

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